Ricardo Herz & Antonio Loureiro / Herz E Loureiro

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Herz & Loureiro
Herz & Loureiro
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Borandá (2014-05-26)
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アントニオ・ロウレイロの新譜を聴く。このSSWがとんでもないマルチ・プレイヤーであることはこれまでにも紹介してきたが、ピアノもドラムも歌も素晴らしいモノを持ちながら、本人の「本職」的な楽器はヴィブラフォンにあるところがまた異色である。本作でのロウレイロはそのヴィブラフォンで、ブラジルのヴァイオリン奏者、ヒカルド・ヘルスとのインスト・デュオに取り組んでいる。ヴァイオリンとヴィブラフォンという組み合わせも珍しいし(楽器が並んでいる絵的には、パトリシア・コパチンスカがツィンバロン奏者の父親と共演しているのに似ているけれど)、ブラジルの音楽とこれらの楽器の組み合わせも縁が薄い感じがして、いろんな意味で異色のアルバム、と言えるかも。

収録されているのは、ロウレイロ、ヘルツの楽曲に加えて、エグベルト・ジスモンチなどのカヴァーも。クラシックとも違うし、ジャズとも違う不思議な手触りの音楽になっている、と思った。もちろん、クラシック、ジャズ、ブラジル音楽……などのさまざまなエッセンスを感じる瞬間はあるけれど、具体的に「これは◯◯というジャンルの音楽だ」と言いにくい。わたしにはこれが新しい音楽かどうかはわからないけれど、その名付けられない感じは面白い。暴力的なたとえを用いるなら、プログレ好きのオッサンとかにも「これなら大丈夫ですよ、ブラジルのプログレです」と言って紹介したい感じがある。なお、本作のプロデューサー、アンドレ・メーマリはこないだ紹介したアミルトン・ヂ・オランダのアルバムにも参加している。

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