Hamilton De Holanda / Caprichos

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Caprichos
Caprichos
posted with amazlet at 14.08.16
Hamilton De Holanda ハミルトンドゥホランダ

ブラジルのバンドリン奏者、アミルトン・ヂ・オランダの新譜を聴く。バンドリンといはショーロなどのブラジル音楽で使用される小さいギター型の撥弦楽器で、この人は現代のブラジルで最高の奏者のひとりであるそう。本作『Caprichos』に関して、ディスクユニオンのサイトでかなりいい加減な紹介がされているが(なぜ、Caprichosを『親愛』と訳せるのか……普通に考えたら『奇想曲集』だろう)2枚組全24曲という構成は、パガニーニの有名な《24の奇想曲集》を彷彿とさせる。

既発曲の再演も含むようだが、オランダ自身によるライナー・ノーツを読むと、本作は技術的な内容を盛り込んだ、10弦マンドリンのためのブラジル音楽のレパートリーを作るプロジェクトとして制作されている。独奏曲だけでなくピアノ、ベース、アコーディオン、ハーモニカ……などとの二重奏曲、三重奏曲もあるのだが、バンドリンのメロディーはすべて楽譜に起こされて、こちらのサイトで無料ダウンロード可能。しかも、アルバムの音源も無料でダウンロードできるので、なんとも太っ腹である(わたしは買ってから気づいたけれど)。

とにかく演奏が素晴らしく、現代最高のバンドリン楽曲集であることは間違いない。ショーロだけではなく、クラシックっぽい楽曲もあれば、フラメンコのような楽曲もあり、バンドリンという楽器の表情の豊かさをガッツリ見せられてしまった。今回初めてこの人のアルバムを聴いたけれど、エグベルト・ジルモンチやエルメート・パスコアールの楽曲集だとか、ピシンギーニャのトリビュート盤などもあるらしく、他のも色々聴いてみたい。

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