『プリンス: 星になった王子様』

0 件のコメント
プリンス 星になった王子様

ミュージックマガジン (2016-07-14)
『ミュージックマガジン』のプリンス追悼特集ムック本。まず副題の「星になった王子様」というクッソダサい副題が最悪で、『ミュージックマガジン』という雑誌を読んでる人の品格を下げそうな感じ。中身も、日本の音楽ライター特有の(?)主観と個人の思い出語りみたいな文章が多くて、本当にげんなりさせられたのだが(日本の音楽ライターが書く、「ユーモラスな」文章の文体は、性風俗体験レポートのそれと近似する、という気づきがあった)、再録されている今野雄二が過去に記したプリンス論の妄想爆発感は最高だし(文体芸がスゴい)、西寺郷太によるミネアポリス訪問録は生前のプリンスがオフステージでどんな感じだったを伝える貴重なものだと思う。あと、堂本かおるさんの文章がとても良かった。この方のお名前は、本書で初めて知ったのだけれども、アメリカの黒人コミュニティでどのようにプリンスが聴かれたのか(聴かれているのか)を伝えている。本書のなかでもっとも価値ある文章は、この一本だと思う。

0 件のコメント :

コメントを投稿