Keziah Jones / Captain Rugged

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Captain Rugged
Captain Rugged
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Keziah Jones
Imports (2013-11-19)
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ブルースとファンクの融合「ブルーファンク」の代名詞、キザイア・ジョーンズの新譜を聴く。この人はナイジェリア出身のギタリスト・歌手で、同じナイジェリアの「黒い大統領」フェラ・クティとも親交があったそうである。ギター奏法に特徴があり、スラップでギターを弾く、という一芸で、タッピングで有名なスタンリー・ジョーダン的にウケた人なんだけれども、本作はギターがテクニカルである、というポイントよりも、どっちかというとそこから生み出されるビートが大変モダンな感じがして良い。そして、なんだか猥雑である。この猥雑さは、フェラ・クティというよりかは、フェミ・クティがモータウンから出したアルバムに近いものを感じるし、ジョニー・ギター・ワトソンのような感じでもある。

キザイア・ジョーンズがモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出ているときの映像(腹筋の割れ方がスゴい)。あと、聴きながらアフロビートってリズムよりも、言葉の訛りで「アフロビートっぽいな!」と思う部分が大きい気もしてくる。

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中島ノブユキ / clair-obscur

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clair-obscur
clair-obscur
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中島ノブユキ
BounDEE by SSNW (2014-02-19)
売り上げランキング: 2,306
わたしが中島ノブユキの名前を知るキッカケは、菊地成孔のアルバムに編曲者・作曲者として参加していたことで、とにかくしっかりとしたクラシカルな書法を学んだ人なんだな、という風に思っていた。最近は、大河ドラマの音楽をやったり、ジェーン・バーキンのツアーに参加したりと露出も増えていて、中島ノブユキは近年最も注目されている(ゴーストライターがいない)職業作曲家と言えるだろう。『clair-obscur』は彼の2枚目のピアノ・ソロ・アルバムとなる。

もっぱら中島ノブユキの仕事はストリングスのアレンジなどに触れているだけだったので、ピアノ曲はどういうものがあるのだろうか、と気になった。今回のアルバムには(陳腐な物言いになるけれど)「ECM的な深遠さ」を感じさせる楽曲が収録されている(なんかジャケットもそんな感じだ……)。「ソニア・ブラガ事件」(菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールに提供した楽曲)のような高度な対位法を用いた、偽バルトーク的な作品を書く人のイメージからは遠く離れている。

ピアノも作曲者自身が演奏しているが、高度な超絶技巧が要求されるものではない。これは音そのものよりも、放たれた音が消えゆくまでのレゾナンスに耳をとぎすませたくなる音楽である、と思う。ちょうどそれがアルヴォ・ペルトや、パウル・ギーガーの音楽を想起させ「ECM的な深遠さ」という表現を思いついてしまうわけだが、楽曲そのものが彼らに似ている、というわけではない。逆に「○○風」とつけられるようなぴったりのラベルが見当たらない気がする。唯一「aria」という楽曲は、晩年のショスタコーヴィチが書きそうな言葉の少ない美しさがある、と思ったけれど。

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越澤明 『東京都市計画物語』

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東京都市計画物語 (ちくま学芸文庫)
越沢 明
筑摩書房
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「東京の街並みは無計画に開発された結果できあがったものだ」という話はよく耳にする。本書はこうした意見に異を唱え、東京の都市計画史を描いている。東京にも都市計画はちゃんとあった。しかし、それが計画通りに進まず、いくつもの挫折を経験した結果がいまの東京の姿である、と著者は主張する。関東大震災後の帝都復興計画と戦災復興計画という巨大な「ほとんど実現されなかった」プロジェクトが実現していたら……という「IF」の理想像を、わずかに現実化したプロジェクトの一部などから解き明かしていく筋道はとても面白い。

そこでは大風呂敷を広げる政治家として語られてきた東京市長、後藤新平の再評価がおこなわれ、実際に行政や都市計画に関わっていた人々の生の声も収録されている。また、学生時代に住んでいた場所の近くにあった、ときわ台がアーバンデザインの計画型住宅地として高く評価されていることや、戦後から未だに完成していない道路計画の存在など身近な驚きもあった。20年以上前に出た本なので、ちょっと情報が古くなっている部分もあるけれど、今だからこそ読む価値がでてきている本でもある。日本の都市開発は、復興やイベントがなければ正当化されてこなかった、という。そして、今、我々の社会は地震からの復興と東京オリンピックというイベントという正当化の理由に直面しているのだ。


著者が下した東京の都市開発への評価は当然ながら低い。チャンスがありながら社会の無理解によって失敗した東京の都市計画が、ジョルジュ・オスマンによるパリ改造のように成功していたらどれだけ素晴らしい街になっていただろうか、という嘆きが本書には通底している。さらに隅田公園や明治神宮内外苑連絡道路といった現実化した素晴らしい遺産もまたその後の開発によって食い潰され、木賃ベルト地帯のような危険で治安悪化が懸念される負の遺産が残り続けているのが問題だ、と著者は言う。

では、どんな都市を著者は理想としているのか。ひとつ著者が外苑のオープンスペース実現に夢見た理想像を紹介しよう。「外苑のオープンスペースとは、芝生の上で恋人同士が指をからませて語らい、腰を下ろした若妻のスカートの回りを幼児がキャッキャッとはしゃいで回り、また二四時間戦う企業戦士が静かに一時の瞑想にふける——そのような静寂な都市空間として存在しなければならない」と著者は言う。要するに、クリーンで健康的で美しい都市を著者は求めているのである。

石原慎太郎都知事時代に文化施設などが解体されたことなどから、著者は石原時代の東京の開発には批判的だったようだが、著者の好みは都市の浄化を求めた石原慎太郎と大して変わらないようにも思われる(調べてみたら「美しい日本の○○100選」的な委員会の評議員も勤めていらっしゃり、案の定、やっぱり……という感じ)。史的な記述はめっぽう面白いのだが、こうした美的センスのペラさは若干残念。理想都市を求める一方で、汚いモノを排除しようとする暴力性に著者は無自覚なのでは、とも思ってしまう。クリーンで健康的で美しい暴力といえば、ファシズムでしょうよ、と。

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ハインリッヒ・シッパーゲス 『中世の医学: 治療と養生の文化史』

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中世の医学―治療と養生の文化史
ハインリッヒ シッパーゲス
人文書院
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ドイツの医学史家、ハインリッヒ・シッパーゲス(1918 - 2003)の『中世の医学』を読む。「中世」という歴史区分は1000年ぐらいの非常に広い範囲に渡っているため、その通史を想像していると裏切られてしまうと思う。著者の専門はヒルデガルト・フォン・ビンゲンとアラビア医学だったそうで、本書も基本的にはヒルデガルト・フォン・ビンゲンというポイントを持ちながら、中世盛期・後期の医学的なテーマについてエッセイ的に書かれたものとなっている。作りとしてはホイジンガの『中世の秋』に近いが、各テーマがもっと具体的に絞ってあるので読みやすい本だった。下のような楽しげな図版も多い。

16世紀の木版画家、Hans Wechtlinによる開頭術の図。
近代以前の医学は、これまでアヴィセンナの入門書だとか、パラケルススについての研究書だとかを紹介してきた(もちろん、フィチーノもこのトピックには関係している)。彼らが示した占星医学・魔術的医学のバックボーンには、人体というミクロコスモスと、天体というマクロコスモスの万物照応の思想があった。これに対して、シッパーゲスは本書のなかで「中世の文献には魔術的、巫術的、悪魔的なものごとの記述が如何に少ないかと言うことは注目すべきである」と書いている。

この一言がわたしにとってはとてもためになった。「中世の医学」と聞くと、巨大な鍋でグツグツとなにかを煮込んで薬を作っている、的なイメージを抱きがちである。けれども、そのイメージはむしろ、中世の終わり頃にアラビアから流入した学問の反映である、という整理がうまい具合にできたというか。人体と宇宙の調和の思想が先にあり、その調和(不調和)の印を見極める術として、占星術であったり魔術があった、ということなのか。そもそも「医学」がどのようにひとつの学問として成立していったのか、も含めて非常に勉強になった。

読んでいてとにかく楽しいのは第4章「疾病のパノラマ」だろう。ここでは癩病、黒死病といった病気の患者がどのように(治療的な、あるいは社会的な)処置をされたのかが詳述されている。このなかでも14世紀から度々ヨーロッパで確認された「舞踏狂」という(おそらく)文化依存症候群の記述に惹き付けられてしまった。これは集団ヒステリーのようなものらしく、何百人の人々がほぼ憑依状態になって服を脱いだり、踊り跳ねはじまったそうである。目撃者は大変驚いたと思うが、これに対してなにか治療をおこなった、という記録もほとんどないという。16世紀末にはこの流行が収まっているのだが、中世末期にはじまって、近世の始まりとともに去っていくようで興味深い。14世紀にはペストの大流行もあったし、終末的な時代の空気感がこの病気には現れているように思う。

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そういえばツェッペリンばかり聴いていたのだった

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Led Zeppelin II
Led Zeppelin II
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Led Zeppelin
Atlantic / Wea (1994-07-04)
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Led Zeppelin III
Led Zeppelin III
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Led Zeppelin
Atlantic / Wea (1994-08-18)
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Houses of the Holy
Houses of the Holy
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Led Zeppelin
Atlantic / Wea (1994-07-21)
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Presence
Presence
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Led Zeppelin
Atlantic / Wea (1994-08-18)
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去年の暮れぐらいに「Led Zeppelinが聴きたいな〜」という気分に突如として襲われ、持ってなかったり、昔MDに録音して聴いてたりしたアルバムを買って猛烈に聴きまくっていたのだった。以前友達と飲んでいたときに「紺野さん、Led Zeppelin好きなんですか!? 意外すぎる」と驚かれた記憶があるが、ずっと「普通に好きですよ」という感じのスタンスでおり、今はそれこそハードロックに出会い立ての中学生ぐらいの勢いで聴きまくっていたおかげで「いや、めちゃくちゃ好きですよ」と胸を張って言いたい。

「いや、すごいですね、Led Zeppelinは」とまるで阿呆のような感想しかでてこないのだが、こんなに創造的なバンドもないですよね。とくに『Houses of the Holy』、『Physical Graffiti』での音楽性の拡大、からの『Presence』でドラム、ベース、ギター、ヴォーカルの音だけで非常に締まったカッコ良いロック・サウンドを構築してしまうところとか、なんなのか、と思う。『Presence』なんかほとんどポストパンクみたいだし、ドラム、ベースのごっついリズム隊のうえに、ギターとヴォーカルが乗っかっている構造は、ロマン派のオーケストラみたいにも思えてくる。

そして改めて、ジミー・ペイジもすげえギタリストだなあ、と思ったのだ。テクニック的には結構いい加減に弾いててヘタクソ感がすごいのだが、音色の作り方であったり、オーバー・ダビングの仕方であったりにものすごく関心してしまう。『Presence』に収録された代表曲のひとつ「Achilles Last Stand」など、どうやってこのギターの音を出しているのか、なんでこんなカッコ良い音の重ね方を思いついたのか、とか魔術師的な魅力さえ漂わせている。Zeppelinというバンドはまことに奇跡のようなバンドであったのだな。

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Jon Hopkins / Immunity

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Immunity
Immunity
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Jon Hopkins
Domino (2013-06-04)
売り上げランキング: 21,129
こないだ雑誌を読んでいたら「ブライアン・イーノの愛弟子の新譜」とジョン・ホプキンスの『Immunity』が紹介されていた(アルバム自体は昨年でていたようだが、日本盤はこれからでる模様)。クラシックの世界なら「愛弟子」という表現もしっくりくるのだが、ポップ・ミュージックの世界でこの表現はあんまり馴染みがない。しかもイーノといえば「non-musician」の代表だから余計である。どんなもんだろうか、と思って聴いたみたのだがなんのことはない「今様EDM」という感じであった。調べたらColdplayのアルバムにイーノと一緒にプロデュースで参加したことがある、というのが「愛弟子」の表現につながっているようなのだが、これ完全にダニエル・ラノワ的な位置付けなのでは、と思う。

たしかにピアノにかかっているエフェクトはイーノっぽい感じがするし、『Music for Airports』のB面に入ってる曲みたいな女性コーラスも随所に聞かれる。イーノ自身の作品は近年、流行のEDMのトレンドをあまりに独自すぎる解釈で吸収し、なんだかよくわからないアウトプットとしてでてくる……ような、まるで80年代のロバート・フリップのごとき味わいがある。逆に、EDMのトレンドのほうにイーノが持ってそうな要素を寄せていったらジョン・ホプキンスの今回のアルバムのような音として出てきそうな気もする。なんだかちょっとネガティヴな書き方になってしまったけれど、内容はすごく良くて、立て続けに4回ぐらいリピートで聴いた。こういうほんのり薄暗い感じの音がイギリスでは流行ってるんですかね。ジェイムス・ブレイク然り。

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ジョルジュ・ミノワ 『悪魔の文化史』

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悪魔の文化史 (文庫クセジュ)
ジョルジュ ミノワ
白水社
売り上げランキング: 440,539
電車のなかで読んでたら人から変な風に思われそうなタイトルだが、キリスト教にとって悪魔とはなにものなのかを、を中心に、文学や20世紀の映画などで用いられる悪魔のモチーフについてまで取り上げる至って真面目な宗教史・文化史に関する本。旧約聖書では目立った存在ではなかった悪魔が新約聖書では急に登場回数を増やし、善なる神やキリストと対立しはじめるという整理はたしかにその通りだと思ったし(旧約聖書における神は、嫉妬深く良い存在か悪い存在かハッキリしない性格を持っている)、そして悪魔のイメージの成立史では、現在でいうイランだとかエジプトなどに存在していた異教の神々のイメージが色濃く反映していることなどいろいろと面白い。魔女狩りや悪魔払いについても詳しく記述されていて、へえ〜、となった。

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最近買ったCDについて(2014年2月)

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相変わらず本業のほうで多忙な日々が続いており、なかなか新譜をチェックする時間もとれないのだが、最近は営業で外回り中、渋谷等でお昼ご飯を食べたついでに中古レコード店にはいり、高速でモノを見ながら、めぼしいものを回収する……というゲリラか空き巣のような時間がとれるときがある。以下は、その猟盤の記録。


エイドリアン・オレンジ&ハー・バンド
エイドリアン・オレンジ&ハー・バンド
7e.p. (2007-09-07)
売り上げランキング: 228,271
ちょっと前にtdさんのブログで言及されていて気になっていたもの。エイドリアン・オレンジはポートランド出身のSSWだそう。これはなんだか異形の音楽である。UKのNirvanaとかも思い出させるサイケデリアに、ダブ、あとフェラ・クティとかフィリップ・コーランなどを彷彿とさせるアフロなビートが自然に融合してしまっている……。あまりの独自な音楽っぷりに、これはアレか、アウトサイダー的なちょっと世界が違っちゃっているオッサンが発掘されたのか、と思ってしまったのだが、エイドリアン・オレンジさんはわたしと同世代の青年だったので一層驚愕してしまった。アメリカはやはり音楽的な魔境だ。


Y
Y
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The Pop Group
WEA/Rhino (2007-04-17)
売り上げランキング: 65,882
実は持っていなかったThe Pop Groupの『Y』(このバンドは人に借りた編集盤で聴いていた)。正直「この手のポストパンクの名盤らしきものをいまさら買わんでも……」とも思わなくもないが、聴けば必ずブチあがってしまうのだから、なにか心に刻まれてしまっているのだなあ。


Second Edition
Second Edition
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Public Image Ltd.
EMI Import (2011-06-27)
売り上げランキング: 72,431
PILは『The Flowers of Romance』しか聴いていなかった。これも「正直この手のいまさら……」という感じであるが(以下略)。


Bossanova
Bossanova
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Pixies
4AD/Elektra (2003-05-20)
売り上げランキング: 64,827
Pixiesはホントにこれまで聴いたことがなかった(かつて紙ジャケで彼らのアルバムが再発される際に、縁あってオリジナル盤に触れる機会があった)。なんだかアニソン的なカッコ良さがあるバンドであるなあ、というのが第一印象で、ジャッキジャキの音に燃えないはずがない。これ、サーフ・ミュージックっぽいと思うんだけども(とくに一曲目。そしてサーフ・ミュージックといってもジャック・ジョンソンとかドノヴァン・フランケンレイターとかがのほうではない)。


3×3×3
3×3×3
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ゆらゆら帝国
ミディ (1998-04-15)
売り上げランキング: 20,904

ミーのカー
ミーのカー
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ゆらゆら帝国
ミディ (1999-06-16)
売り上げランキング: 32,148
ゆらゆら帝国も最近になって聴き始めたのだった。世代的にはリアルタイムで聴けていたはずだったが、こういうものの素晴らしさに気づけるようになったのはごく最近のことかもしれない。毎日聴きまくっている。


三月の水
三月の水
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ジョアン・ジルベルト ミウシャ
ユニバーサル ミュージック クラシック (2011-07-20)
売り上げランキング: 210,276
ブラジル音楽を聴いている、というとジョアン・ジルベルトの『三月の水』のような大名盤も当然通過しているハズ……なのだろうけれど、わたしの場合、ボサノヴァの前にカエターノ・ヴェローゾに出会っているので、ジョアン・ジルベルトもあんまり持っていないのだった(これで3枚目か)。このアルバムで聴けるジョアン・ジルベルトのギターをきっかけに、サンバのリズムについて改めて理解してみたくなる。これまで「ジョアン・ジルベルトはギター一本でサンバのリズムを刻む」という言葉の意味がよくわかっていなかったのだ。


The Rough Dancer And The Cyclical Night(Tango Apasionado)
ASTOR PIAZZOLLA
american Clave (2009-12-24)
売り上げランキング: 46,190
アメリカン・クラーヴェから発表されたピアソラの3部作のうち、2枚目にあたるアルバム。ほかのアルバムは持っていたのだが、これが一番「ピアソラっぽくないアルバム」かもしれない。クラリネットやサックスが使われている曲が入っているからだと思うが、管楽器が入っただけでずいぶんドライな印象が薄れて聴こえるし、それがアルバム全体の印象にも影響を与えている気がする。


ソーニョ70
ソーニョ70
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エグベルト・ジスモンチ
Bomba Records (2004-07-18)
売り上げランキング: 20,307
エグベルト・ジスモンチはずっと聴きたいな、と思っていたアーティストで(でも新品で買う気にはならず、中古盤をあまり見かけない&見かけても高い)1100円で見つけたときにはテンションがあがってしまった。ここ数年賑やかなミナスの若手ミュージシャンにはジスモンチと比較されている人がいて、というか、演奏能力が高くて凝った曲を作るブラジル人ミュージシャンってみんなジスモンチかパスコアールと比較されてる気がするのだが、今回初めてジスモンチを聴いてちょっと納得。


First Circle
First Circle
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Pat Metheny
Ecm Records (1999-11-16)
売り上げランキング: 13,339

Mo’ Bop
Mo’ Bop
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Kazumi Watanabe New Electric Trio 渡辺香津美 Richard Bona Horacio El Negro Hernandez
イーストワークスエンタテインメント (2003-08-10)
売り上げランキング: 198,871
ジャズ・ギターを掘り下げたい気持ちであったのだが、パット・メセニーと渡辺香津美とフュージョン系ばっかり買ってしまった日もある。渡辺香津美 New Electric Trioはベースがリチャード・ボナ、ドラムがオラシオ・エルナンデスというメンツで、豪華には違いないがあんまり人が思いつかないような組み合わせが面白すぎて思わず手が出た。内容は想像通りの超絶的なバカテクフュージョンだが、全部人力のSquarepusherみたいである。


cendre
cendre
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fennesz + sakamoto
commmons (2007-03-28)
売り上げランキング: 66,940
坂本龍一の音楽を積極的に評価するタイプではないのだが、坂本龍一のピアノは否定できないなあ、と思った一枚。指が回るとかめちゃくちゃ音がでかいとか超絶技巧的なものではないのだけれど、ピアノを使っての音の作り方に素晴らしいものがあるな、と。これたしかクリスチャン・フェネスとデータのやりとりだけで制作したアルバムだったっけ。電子音に対してピアノが呼応して音楽が作られる、という感じでもなく、なんかそれぞれの音がたまたま一緒に鳴っていて、たまたま良い音楽として聴こえる、みたいな不思議な聴こえ方をする。アウタープレイ(そんな言葉はないけれども)的というか。教授の仕事のなかではGeisha Girlsと同じぐらい好きである。

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内田明香・坪井健人 『産後クライシス』

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(009)産後クライシス (ポプラ新書)
内田 明香 坪井 健人
ポプラ社
売り上げランキング: 1,343
NHKの記者とディレクターによる新書を読む。ここで言われている「産後クライシス」とは、「幸福」のひとつの典型として描かれてきた出産を期に、夫婦関係が一気に冷え込んでしまう事象を指している。帯ではくわばたりえさんが、男性が読むべき本としてコメントを寄せているが(くわばたりえさんは美人なのではないか……と思いつつ)たしかに、これから子供を持つ/すでに持っている/今のところ予定なし、に限らず、男性が読んでおいて損はない本だと思う。女性について、わたしは知らなすぎる、と反省することは度々あって、この本もそういう反省を促す内容だった。

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